機種変更の時に引き継ぎで一番の壁になるのはLINEの引き継ぎだと思います。
今回はそのLINEの引き継ぎについて説明していきます。
結論から先に言ってしまうと
「かんたん引き継ぎQRコード」を使えば簡単に出来ます!
ただ注意点や準備することがあるのでそれらを説明していきます。
目次
1.引き継ぎの用意(トーク)
異なるOS間でのトークのバックアップについてまとめていきます。
スマホ | 引継ぎに使うクラウドサービス | トーク履歴の復元 |
---|---|---|
AndroidからAndroid | Google Drive | 全てのトーク履歴が復元可能 |
iPhoneからiPhone | iCloud | 全てのトーク履歴が復元可能 |
AndroidからiPhone | かんたん引き継ぎQRコード※1 | 直近14日間のトーク履歴のみ |
iPhoneからAndroid | かんたん引き継ぎQRコード※1 | 直近14日間のトーク履歴のみ |
異なるOS間では引き継ぎに使うクラウドサービスが違う為、直近14日間のトークしかバックアップされません。携帯ショップ等で依頼しても同じ結果になります。何故なら
異なるOS間の全てのトーク履歴の保存をLINE公式がサポートしてないからです
1-1.Android版のトークの保存
手動で保存も出来ますがここでは自動保存のやり方を説明します。
※バックアップはWi-Fi環境があるならWi-Fi環境でやる事を推奨します
① [ホーム]>[歯車マーク]>[トークのバックアップ・復元]をタップ
② 初めてトークのバックアップを取る場合は、[今すぐバックアップ]をタップ後に6桁のPINコードを入力することで、最初にバックアップが行われます。
※LINEのバージョン12.13.0以上で、スマホが故障・紛失してしまった場合でも、スムーズにトーク履歴が復元できるバックアップ用のPINコードが登録できるようになりました。
③ Googleアカウントを選択
事前にGoogleアカウントとの連動が必要になります。
④ [バックアップ頻度]をタップし、自動でバックアップする頻度を選択する
1-2.iPhone版のトークの保存
手動で保存も出来ますがここでは自動保存のやり方を説明します。
※バックアップはWi-Fi環境があるならWi-Fi環境でやる事を推奨します
① [ホーム]>[歯車アイコン]>[トークのバックアップ]をタップ
② 初めてトークのバックアップを取る場合は、[今すぐバックアップ]をタップ後に6桁のPINコードを入力することで、最初にバックアップが行われます。
③ [バックアップ頻度]をタップし、自動でバックアップする頻度を選択する
1-3.かんたん引き継ぎQRコード
① 新しい端末でLINEを起動し、[ログイン]をタップ
② [QRコードでログイン]を選択し、[QRコードをスキャン]をタップ
③ これまで利用していた端末でQRコードを表示する
利用していた端末でLINEを起動し、[ホーム]>[歯車アイコン]>[かんたん引き継ぎQRコード]からQRコードを表示
※この時点でトーク履歴のバックアップを行っていない場合は、必ずバックアップの設定を確認してください。
④ 新しい端末でQRコードをスキャンする
利用していた端末で表示させた「かんたん引き継ぎQRコード」を新しい端末でスキャン
⑤ これまで利用していた端末で本人認証を行う
QRコードをスキャンしたあと、利用していた端末では「新しい端末でこのQRコードをスキャンしましたか?」と表示されるので、[次へ]をタップする。その後、利用していた端末のロックを解除することで、所有者であることを確認。
⑥ トーク履歴を引き継ぐ
同じOS間(AndroidからAndroidなど)の引き継ぎで、かつバックアップが完了している場合、[トーク履歴を復元]をタップして、直近14日間のトーク履歴に加え、バックアップデータを復元。
異なるOS間(iPhoneからAndroid、AndroidからiPhoneなど)の引き継ぎや、バックアップが完了していない場合、[スキップ]をタップすると、直近14日間のトーク履歴が復元されます。
1-4.異なるOS(iPhone→Android・Android→iPhone)の場合
かんたん引き継ぎQRコードでは直近14日間のトークしか引き継ぎが出来ません
どうしても以前のトークを閲覧したい場合はテキストデータにして保存は可能になります
※無料で行うならこの方法一択になります。
スマホの操作に慣れていない・PCを持ってない人向けのやり方
- LINEを開き、下部メニューより「トーク」を選択する
- 一覧より、テキスト化したいトークルームを開く
- トークルーム右上のメニューアイコン「三」を選択する
- メニューを上にスワイプして、「Keepに保存」を選択する
- 「LINE Keepに保存」画面にて「保存」をタップする
※写真・動画・スタンプは文字に置き換わるので注意
2.アカウントの移行
異なるOS間(iPhone→Android・Android→iPhone)の時に引き継げる項目・引き継げない項目まとめ
引き継げる | 引き継げない |
---|---|
友だちリスト | 通知音の設定 |
グループ | 購入済みのLINEコイン※1残高 |
自分のプロフィール情報 | LINE Outのチャージ済みコールクレジット※2 |
ステータスメッセージ | トークルームごとの通知設定(通知ON/OFF) |
アルバム・ノートの情報 | 15日以上前のトーク履歴 |
LINE VOOMの内容 | |
Keepに保存中のデータ | |
LINE Pay※3・LINEポイント※4残高 | |
LINEスタンププレミアム※5の利用情報 | |
直近14日間のトーク履歴 |
※2 ポイントを購入し、通常の通話よりも安い金額で電話がかけられるサービス
※3 コード決済サービス
※4 LINEのサービスを利用することで獲得できるポイント(1ポイント1円として利用可能)
※5 スタンプのみ月額240円(税込)・スタンプ+絵文字月額480円(税込)で利用できるサブスクサービス
3.故障・紛失の場合
バックアップ用のPINコードを事前に設定しておくことで、直近14日間のトーク履歴を自動的に引き継ぐことができます。事前にバックアップをとっていない場合や、異なるOS間の引き継ぎの場合でも有効です。
※やり方はトークのバックアップを参照
下記に該当する場合はアカウントの引き継ぎが不可
- 電話番号が変わる場合
- 既に以前のスマホが全く使えない(LINE・SMS利用不可)
- PCでLINEを利用してない
※サポートで対応出来る場合もあるので諦めずにLINE公式に問い合わせをしてみましょう
ちなみに事前にメールアドレス・パスワードを設定しておけば番号が変わっても復元できます
- LINEを開き、下部メニューより「ホーム」を選択する
- 右上の歯車アイコンをタップ
- アカウントをタップ
- メールアドレス・パスワードをタップして登録する
※忘れないようにメモをしておく
4.外部ツールを利用したトークの引き継ぎ
Android→iPhone・iPhone→Androidでトークを引き継ぐ場合は公式ではサポートされてないですがiCareFone for LINEという外部ツールを利用することで引き継ぎが可能になります。ただし
- PCが必須
- 利用するソフトが有料※
- 無料だとバックアップのみしか利用できない
※ 3タイプあって月額・年間・買い切り(3,278円・5,478円・7,678円)になっています。
私も試しに無料版を利用してみましたが利用自体は確かに簡単でしたがバックアップしか出来ませんでした。
5.さいごに
機種変更をした時にLINEは特に敷居が高い気がします。
普段からやっている人にはそこまで難しくは無いですがそうでない人は大変でしょう。
そうした人の為になれば…と思いつつ
今後もこの様な感じで情報を発信していけたらと考えています。
相談等も受けて行きたいとも考えています。
Twitter等もフォローして頂けると幸いです。それではまた次回に!
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